日本國內外650種品牌與評比(痴琴人台中鋼琴調音)

以品質穩定性評比,三星級以上的品牌算最穩定、良率高

 

 

頭文字  からはじまるピアノの機種/ブランド

ACACIAN ★★

  エビスピアノ製作所(飯田一郎)、アカシアン製作所(後のマイシュナーピアノ製作所)
戦争中は東洋航空機として木製飛行機を作ったが、戦後(株)アカシアン製作所を再興、アカシアンのブランドで昭和26年まで製作された。後にマイシュナーピアノ製作所となった。
1965年頃まで、兵庫県伊丹市の北の外れに広大な敷地のピアノ工場がありました。
ACACIAN時代は出雲出身の飯国一族の経営。
会社が解散した後MEISCHNERと名前を変えて故町田幸重氏が引き継ぎ、
しかし、2度も続けて重加算税を支払う羽目に陥り、存続できなくなったらしい。
創業の時期は不明。
町田氏は、高知出身。高等小学校卒業後、アカシアピアノ製作所に木工見習で入りピアノの設計や調律を習得。
独学で英語やドイツ語の専門書を読む努力家。海軍に入り傷痍軍人として退役。
会社を辞めてからは、個人的に調律師として活躍。
全国ピアノ技術者協会会長。後に社団法人日本ピアノ調律師協会設立に尽力し、その初代会長。
 

ACORD

ACORD? ACCORD? スペル不明 アコード 詳細不明

ADAM GERHARD

ドイツ製 アダムゲルハルド 詳細不明

ADOLPHGEYER

ドイツ製 アドルフガイヤー 詳細不明

AEOLIAN

エオリアン ウィリアム・B・トレメインによって1883年に創業。長い間自動演奏機の市場を独占していた。

AIZENAHA ★★★

アイゼナハ
昭和53年に創立した大阪の日本ピアノ(株)で製造していたブランド。
高級品にはエゾ松の響板、ドイツのレンナーハンマーを使用していました。
全盛期当時、アップライト10機種、グランド2機種。U-901等。

ALBART

アルバート トニカ楽器 浜松? 詳細不明

ALBERT HALM

アルベルト・ヘルム オランダ 詳細不明 

ALEXANDER 

アレキサンダー 大成ピアノ製造(浜松)、福山ピアノ社(東京) 村瀬克己氏 詳細不明

ALEXANDER

アレクサンダー ロシア(ソ連) 詳細不明

ALEXANDER HERRMANN ★★

  アレキサンダー・ヘルマン  福山ピアノ社(フクヤマピアノ)
昭和20年台代に新品の生産が間に合わなかったころ、
主として中古ピアノ(国産)を改装して売り出したもの。
MATERIAL MADE IN GERMANY と書き添えがしてあるものが多い。
部品の一部にドイツ製のものもあるという意味であろう。
現在ドイツにはアレキサンダー・ヘルマンという本物の楽器がある。
 

ALEXANDER HERRMANN

アレクサンダーヘルマン ドイツ(旧東ドイツ) 詳細不明

ALFRED KNIGHT

ALFRED KNIGHT LTD. アルフレッド・ナイト イギリス 詳細不明

ALTENBURUG

 アルテンブルグピアノ  ALTENBURUG

このピアノは珍しくトレードマーク付いていません。(他にもトレードマークのないピアノもあります)
ピアノ表面(鍵盤近くの鍵盤押さえ部分)にDesigned by STEINBERG, Germanyという
シールが貼ってあるので、ドイツ製のように感じますが、日本で組み立て製造?(詳細不明)
ただ、中音部ピアノ線の後ろ側の鉄骨部分にはMade in Germanyと入っています。

外装は艶消しでモールディングが付いているなど、
とてもおしゃれなピアノでドイツっぽい雰囲気です。

音色はとても広がりのある音量豊富で豊な音ですが、やや分厚い感じの印象。
シーズニングがあまりなされておらず、音の狂いが落ち着くまで何年もかかった感じです。
 

AMABILE 

アマービレ 東洋ピアノ製造(浜松) 詳細不明

AMADEUS

AMADEUS? アマデウス 中国広州 詳細不明

ANNELL

アネール イタリア 詳細不明

ANTON WALTER

アントン・ワルター 詳細不明

APOLLO ★★★

  アポロ
正式会社名:東洋ピアノ製造(株)

音色は明るくきらびやかな印象のピアノです。
アポロピアノの紹介で特筆すべき事項は、弱音ペダルに採用されている、
M.O.T.
方式(Muffler One Touchの略)のペダルです。
これはワンタッチで弱音に出来るペダルシステムでアポロが1978年に特許を取得。
通常、真ん中のペダルは弱音にするとペダルが左下へ下がった状態になりますが、
M.O.T.
ペダルシステムのピアノはペダルが下がったままになりません。
個人的にこれのどこがすごいの?とは思いますが、(スイマセン)
このM.O.T.のメカ(我々はこれをガチャガチャと呼びます)がまたよく壊れます。。

<沿革>
石川隆己前社長自らの設計、指導、製作により、
昭和40年ごろまでは1台1台に毛筆のサインをして世に送り出していたようです。
350号などの初期のものは技術者が賞賛した逸品でもある。
石川隆己氏(明治44年生)は山葉直吉氏、河合小市氏らに
教えをうけ、日本楽器から河合を経て昭和9年独立、三葉楽器製作所を作りました。
アポロピアノを製造している浜松の東洋ピアノ製造株式会社の発祥の源は、
1934
年にさかのぼり、初代社長であった石川隆己氏が日本楽器および河合楽器で
約十年間ピアノの技術を修行した末に、天竜川の東岸の竜洋町で三葉楽器という
小さい工場を作ったことに始まります。
 

APOLLO

アポロ アメリカ 詳細不明

ARDELSTEIN

アーデルスタイン 日米楽器工業所(アトラスピアノ社の前身) 浜松 詳細不明

ASAGA

アサガ 浅賀ピアノ 詳細不明

ASTER ?

ASTER? 韓国(英昌) 詳細不明

ASTIN WEIGHT ★★

ASTIN-WEIGHT アスティン・ウェイト

創業1959年 アメリカ(ソルトレイクシティー)

このピアノ会社は標準化されたピアノの設計を取り入れず、
ユニークな手法を取り入れて製造しているのが特徴。
独特な外装がそれを物語っています。

ASTORIA 

アストリア。タイガー楽器設立の前に、山葉良雄氏の山葉商会が浜松の小さな工場であった、
共立楽器製作所(浜松)で作ったと言われています。

ATLAS ★★★
 

 
アトラス
1954年創業。正式会社名:アトラスピアノ製造会社
ちなみに、アトラスとは、ギリシャ神話で地の果てで天球を支える巨大な神が由来とされています。
アトラスはピアノメーカーとしては新しい方ですが、その後の発展は著しく、
近代的な生産設備、生産数においてはヤマハやカワイに次ぐものでした。
ただ、そう言われるほど私はこのピアノ自体には出会いませんが。。
性能、音色については総合的にバランスのとれた感じの印象です。
当初アトラスのピアノ工場は、十数畳ほどの小さな場所でした。
話によりますと、頼金忠氏が無一文から出発して、その後わずか20年で
資本金が3億5千万円(最盛期)にも及ぶ会社に築き上げました。

ですが、1980年代に入るとピアノの需要が落ち込み、1986年に事実上の倒産に至ります。
これも時代の流れですね。
 

AUGUST FORSTER

オーガスト・フォルスター ドイツ(旧東ドイツ) 詳細不明

AUGUST HOFFMAN

オーガスト・ホフマン 中国 詳細不明

AUTO

オート アメリカ 詳細不明

 

 

頭文字  からはじまるピアノの機種/ブランド

B. SQUIRE & SONS

スクワイアー イギリス 詳細不明

BACHSTEIN ★★★

  ベヒシュタイン
1853年の創業。故カール・ベヒシュタインが1855年にベルリンでピアノ工場を開設したのが始まり。
過去に1929年の世界経済恐慌と第二次世界大戦で工場が破壊、さらに材料が損なわれ、
会社の伝統に終止符が打たれる歴史を持っています。

戦後、アメリカの大手メーカーに買収されますが、ベヒシュタインの真の復活を願うドイツ人により
1986年ベルリンに戻って復活しました。
製造工程の85%以上手作業で行っており、伝統を守りつつ進歩することを求めていきました。
ベヒシュタインはピアノのストラディバリウスと呼ばれる名器で、
ヨーロッパでも屈指の優れたピアノと言うことができます。

1826年生まれの創始者カール・ベヒシュタインは、古代ドイツ民族の一つで、
チューリンジア人の血統を引いているためか、生まれつきの詩的で音楽的才能を持っていました。
そのためか、いつのまにかピアノのメーカーとしての職を選び、22才の若さで当時ベルリンで
最も有名だったペローというピアノ工場の支配人を勤めてました。

彼はペローの工場の現場で4ヵ年間忠実に働いた後に、イギリスとフランスに放浪の旅に出かけ、
有名なパペから経験主義的なピアノ製造の秘法を学び、クリーゲルシュタインという当時の
小型ピアノのメーカーから商売上の駆け引きをおぼえてその見識を広めたといいいます。

その後、1853年にベルリンで創業し1856年に最初のグランドピアノを作り上げました。
カール・ベヒシュタインの作ったこのピアノは、その同年に当時の有名なピアニスト兼指揮者の
ハンス・フォン・ビューローの演奏会に使われ、リストのソナタを弾いたコンサートでは
一躍名声を博したと言われています。
 

BACHSTEIN ★★

  バッハスタイン(ワタナベピアノ)

ワタナベ楽器店(発売元)、渡辺ピアノ(製造)
新橋の楽器商の渡辺寅雄氏が製作させたピアノで、念入りに作られた数少ないものとのこと。
初めワタナベピアノと称したそう。
渡辺氏は三田の竹内楽器店の支配人でスタインウェイなどのピアノを輸入したこともある。
 

BACKHAUSE

バックハウス 昭和32年頃に(有)小野ピアノ製作所で作られていたという記録がある。

BALDUR

バルドール ドイツ 詳細不明

BALDWIN ★★★

  ボールドウィン
BALDWIN PIANO ORGAN CO.
Since1862
、アメリカ製ピアノでそのほとんどがスピネットタイプ。

木目を生かした外装が特徴的ですね。
あがき(鍵盤の沈み込む深さ)がとても浅いのでご注意。
通常のピアノのあがきは10mmですが、このピアノは8~9mm程度しかありません。
日本製ピアノを使い慣れた方はタッチにかなり違和感を感じると思います。

総合的なピアノの作りは、THEアメリカ!という感じです。
その他の特徴としましては、3本ペダルのうち、真ん中のペダルが低音域のみ利きます。
アメリカのピアノにこの方式が多く、ワーリッツァーなどの3本ペダル機種もこの方式を採用しています。
(一般的な3本ペダルの真ん中は弱音ペダル、マフラーペダルです)

機種バリエーション 402650405045など
 

BALLINDAMM ★★

  バリンダム BALLINDAMM

東洋ピアノ製造(浜松)  その他詳細不明
 

BARBEL

バーベル 浜名楽器 その他詳細不明

BAROCK

浜松の東日本ピアノ製造KKで作っていたブランドの一つ。
他に、KEMP(ケンプ)、WESTMINISTER(ウェストミンスター)がある。その他詳細不明

BARRTT & ROBINSON

バラット・アンド・ロビンソン BARRATT ROBINSON LTD. イギリス その他詳細不明 

BARTHOL

バートール ドイツ 詳細不明

BARUSTEIN 

バルシュタイン(バルスタイン)

宇都宮信一氏が東京月島にあった松本ピアノに依頼して製造。
琥珀のような深い味わいのある音を求めて命名したという。数は少ない。

BAUMBACH

バウムバッハ オーストリア 詳細不明

BAXHARD

バックスハルト(バッハルト)
朝日楽器製作所(浜松) SUNSHINE(サンシャイン)という73鍵のピアノもあった。

BECKER

ベッカー ロシア(ソ連) 1841年創業 その他詳細不明

BEHNING

  ベーニング

静岡県浜松市豊町3513-2にある朝日ピアノのブランド。中国製造。
 

BELTON ★★

  ベルトーン ベルトーンピアノ研究所(浜松)
昭和7年から浜松の天竜川筋の富士楽器製造で作られていたピアノです。
戦時中に軍需工場に転換したが昭和22年にピアノ製造を再開して、
沢山清次郎氏の指導を受け飛躍的に製品が良くなったとのこと。

ベルトーンには愛好者が多く、アップライトの上パネルの一部に
開閉できる装置を付け(特許No481852)、また沢山清次郎氏の発明による
ペダルスプリングの強弱調整装置(特許No453845)を取り付け等の
さまざまな工夫が凝らされていました。

ちなみに芸大教授でもあったピアニスト、レオニード・クロイツァー氏によって
ベルトーンと命名されたと言われています。
このピアノは私から練馬区のりっこう幼稚園様へ寄贈させていただきました。
 

BENTLEY

  ベントレー
イギリス製(ロンドン)
1906年創業したメーカーで、1991年には生産台数16万台を超えました。

1台しか調律したことがありませんが、音量・ダイナミックにやや頼りなさを感じます。
音色は古いボールドウィンピアノ(アメリカ製)に近い感じですね。
ちなみに車で有名なあのベントレーとは関係ありません。
 

BERLIN

ベルリン 阿部ピアノ製作所(浜松) その他詳細不明

BERNE

ベルネ スイス 詳細不明

BERNSTEIN ★★

  バーンスタイン
大成ピアノ製造(株)において製造されていたブランド。
ローレックスピアノなどと同系ピアノです。

機種バリエーション
B-127
BU230BU350BU380BU550BU850、嵯峨野など
 

BEYER

バイエル 日本 阿部ピアノ製作所 その他詳細不明

BLUEBELL

ブルーベル

光輪楽器研究所(浜松) 昭和31年に設立された工場で、丁寧に作られたピアノであった。
昭和38年以降は記録なし。その他詳細不明。

BLUEGHEL

ブルーゲル 浜松、坂本ピアノ製造(大成ピアノ製造の前身) 似た名称あり注:フルーゲルとは異なる

BLUESTAR

ブルースター 日本 詳細不明

BLUTHNER ★★★

  BLUTHNER(BLÜTHNER) ライプツィヒ

ブリュートナー(ブルッツナー)(ブリュットナー)
ドイツ(旧東ドイツ)旧東ドイツ国家公団 創業1853年。
アリコート弦を採用。
 

BOCKLER

  ベックラー
ÖCKLER(BOCKLER)
ドイツ人が設計と謳っている韓国三益製。
当時、東洋ピアノ(アポロピアノ)が取り扱っていたようです。
 

BOG & VOIGT

ドイツ 詳細不明

BOHEMIA

ボヘミア 中国(チェコとの広告あり) 詳細不明

BONARE 

ボナール BONARE
日米商会(発売元)、大友ピアノ工房(製作)
大友雅雄氏が大友ピアノ工房で製作(協力:松永栄二氏)

BOSENDORFER ★★★★

  ベーゼンドルファー BÖSENDORFER (BOSENDORFER)
オーストリア 創業1828年(1827年) ジャスパーコーポレーション
中音~高音のミュージックワイヤーがすべて1本張り(ループ弦)を採用しているのが特徴。
2008年にヤマハの傘下企業に
<附録>
ベーゼンドルファー 製造番号/製造年代 対照表(1828年~1986年) 
 

BOSTON ★★★

  ボストン
スタインウェイ社の中心的なオーナーたちが、日本の楽器メーカーの河合楽器製作所に作らせたピアノ。
デザインは似ているが、材料・音ともに似ても似つかぬと言われている。
ハイテクを使い、量産とコストダウンを目的に作られた楽器と言える。
 

BOUDOIR

ドイツ 読み方その他詳細不明

BRADBURY

ブラッドブリー BRADBURY PIANO CO. INC. アメリカ 詳細不明

BROADWOOD & SONS ★★★

  ブロードウッド・アンド・サンズ
イギリス(ストラウド) ブロードウッドは多くの演奏者に愛用され、ヨーロッパ各地の王室に納入された。
1780年から1867年のブロードウッドの生産台数は驚異的で、13万5千台ものピアノが作られた。
 

BRASTED BROTHERS

ブラステッド・ブラザーズ BRASTED BROTHERS LIMITED イギリス その他詳細不明

BRODMANN

ブロッドマン オーストリア 詳細不明

BROTHER ★★

  ブラザー ブラザー楽器(名古屋)
ブラザーミシンが自社の販売網を活用するためにアトラスピアノに発注したピアノ。
ミシンの会社がピアノを販売していた時代もあるんですね

機種バリエーション GU-172GU-107など
 

BRUGMULLER

ブルグミューラー 磐田市の日本シュバイツァー(株)で作っていたブランド

BUCHHOLZ

BUCHHOLZ ブッホルツ

蒲田ピアノ(大田区蒲田)
斉藤喜一郎氏によって、大田区蒲田で作られていた。
ブランド名は斉藤氏の夫人でドイツ人のブッホルツの名に由来しているという。

 

 

頭文字  からはじまるピアノの機種/ブランド

C,HERMAN

, ヘルマン 井ヅツ楽器(株)大阪 U-110WU-110MU-5CU-7C の四機種があった。

C,THWAITS

, ツワィス 日本 詳細不明

CABLE 

ケーブル CABLE PIANO CO. エオリアン・アメリカン・コーポレーションの子会社
工場:オレゴン州 販売店:シカゴ

CABLE-NELSON

CABLE-NELSON PIANO CO. ケーブル・ネルソン

1903年シカゴで創業。その後ミシガン州に移り、
1926年にボストンのエベレットピアノ(EVERET PIANO)と合併。
ケーブル・ネルソンのブランドによるピアノは、創業以来合計40万台作られたといい
エベレットピアノの廉価版として広く販売された。

CALACE

カラチ 佐藤商会(名古屋)が戦前に取り扱ったもの。

CALISIA

カリシア(ガルシア?) ポーランド 詳細不明

CAPMAN

キャップマン イタリア 詳細不明

CARL HARDT

CARL HARDT イギリス? 詳細不明

CARL SEILER ★★

カールザイラー

製造:(株)プルツナーピアノ(浜松)
発売元:三協ピアノ株式会社(浜松)

プルツナーとともに(株)プルツナーピアノで作られていたピアノ。
発売は三協ピアノ株式会社。

CARLBEK

カールベッケ ドイツ 詳細不明

CARLHERT

カールヘルト

発売元:福山ピアノ社(東京)、製造:大成ピアノ製造(浜松)
福山ピアノ社が販売したブランド。

CARLZEILER

カールザイラー 大洋楽器(浜松) 詳細不明(プルツナーピアノのカールザイラーとは違うのか??)

CAROL OTTO ★★

  キャロル・オットー (CAROL OTTOCarol Otto
カロル・オットー  (CAROL OTTOCarol Otto

ドイツ製(ベルリン)
キャロル・オットー社は、1866年創立
ベーゼンドルファー、スタインウェイ、ベヒシュタインと同世代のメーカー。
当時ドイツベルリンのピアノメーカーは、高い製造技術を持っており、
特徴のあるの燭台付きピアノや2本ペダル式のアップライトピアノを多く製造。
 

CASTELLO

カステロ イタリア 詳細不明

CASTLE

キャッスル

六郷ピアノ(大田区六郷・土浦)
田中貞三氏が田口氏の協力を得て、初め六郷で、後に茨城県土浦で製造した。
2種類あって音は良かったが、外装に厚い材料を使用していたため温度に弱かったとのこと。 当時としては大変珍しく曲線を意識した脚が特徴的です。 キャッスルピアノ画像 

CHAIKA

チャイカ ロシア(ソ連) かもめという意味

H, CHALLEN

チャーレン イギリス 1986年からはマレーシア西部で作れれている チャーレン社は小型のグランドピアノでよく知られているが、1935年の英国王ジョージ5世即位25周年には、
世界最大のグランドピアノを製作したというエピソードがある。全長355センチ、弦の総張力は30トンあったそう。

CHAPPEL

THE CHAPPEL PIANO CO.,LTD. チャペル イギリス チャペル社 
チャペル社のコンサートグランドは非常に変わっていて、最高音部に3本ではなく4本の弦が張られている。

CHERNY

チェルニー

製造:東洋楽器製造株式会社(広島市)
広島の東洋楽器製造のワグナー、ヒロタに次ぐ第三のブランドでした。

CHERNY

チェルニー ロシア(ソ連) 詳細不明

CHIKERING & SONS ★★

  チッカリング・アンド・サンズ アメリカ(ニューヨーク)
CHIKERING(CHICKERING) & SONS

創業1852年。エオリアン・アメリカン・コーポレーション傘下の系列会社の製品。
チッカリングは19世紀中盤は一流のメーカーとして君臨していたのは皆様ご存知だと思います。
なんといってもチッカリングを有名にしたのは、現代のピアノを決定づけたといってもよい、
鉄のフレームの特許をとっていることです。
1867年にはパリの世界博覧会で金メダルもとっています。
この金メダルをとったピアノもリストに献呈され、リスト・アカデミーの院長室にあるようです。
 

CHIYODA

チヨダ 千代田楽器 戦前にあったブランド。

CHOPIN

  ショパン

製造:三高アクション製作所(浜松市薬師町)、及川ピアノ製作所(浜松市)
発売元:三浦ピアノ店(文京区東大前)

WALDSTEIN
 ワールドシュタインの項目参照。
戦前から東京文京区東大前の三浦ピアノ店を代理店として売り出された。
ワールドシュタインも同様。
 

CLAIRE

クレール 日本 製造:ウイスタリア その他詳細不明

COLLARD & COLLRD

カラード・アンド・カラード イギリス 詳細不明

COLTOT

コルトー 内外ピアノ(東京) 詳細不明 

CONCERT

コンサート 羽衣楽器製造(株)浜松市 詳細不明

CONOVER

コノーバー ケーブルピアノ社製(アメリカ) 詳細不明

CONSOLE

コンソール 日本 村瀬克己氏 詳細不明

CORBERT

コルベール 日本 小出一三氏 詳細不明

COSMOPOLITAN

コスモポリタン 日本 詳細不明

COSMOS

コスモス

大倉楽器工業(株)東京都杉並区上高井戸
二本弦の小型ピアノが多かったが、大型のものは音色に特色があった。
その他にも違うブランドでピアノを製造していたとの記録あり。

CRAMER

クレマー イギリス 詳細不明

CREABEL

クリーベル 協立楽器 詳細不明 注:他にもクリーベルという名称のピアノあり

CRISTOFORI

クリストフォーリー 発売元:三協ピアノ株式会社(浜松市) 詳細不明

CRISTOFORI

クリストフォリ 東洋ピアノ

18
世紀にピアノを発明したとされるイタリアのBartolomeo Cristoforiにちなんで
命名されたクリストフォリシリーズ。
家具調のRU-118と木目調ピアノのスタンダードなデザインのRU-121があった。

CURRIER

キュリエール アメリカ 詳細不明

 

 

頭文字  からはじまるピアノの機種/ブランド

DANEMANN

W.DANEMANN CO. ダネマン イギリス 詳細不明

DAZARL

ダザール 日本 詳細不明

DEMUSA

デムッサ ドイツ(旧東ドイツ) 詳細不明

DH. BALDWIN 

DH.ボールドウィン 中国  当時:協立楽器(神戸)で販売 THE中国製。外装はキレイに作られてはいるが、ピン味が悪くその他作りは日本製には及ばずといった感じ。

DIAPASON ★★★

  ディアパソン 販売:浜楽商事(株) 製造:浜松楽器工業(株)
大橋幡岩氏の設計で、アップライト、グランドともに
すばらしい音色を持ち、低音が特にダイナミックな音色。

浜松楽器当時はヤマハ、カワイに次ぐ第三のメーカーと言われた時代もあり、
たいへん多くの愛好者を持っています。
しかしその後、経営が行き詰まり河合楽器の資本傘下に入りました。
私見としてディアパソンのアクションは非常に出来が良いと思います。
ディアパーソンを呼ぶ人もいます。
 

DIAPASON ROYAL

ディアパソン ロイヤル 発売元:浜楽商事(浜松) 製造:ディアパソン(浜松) 詳細不明

DIETMAN

ダイエットマン 南アフリカ(ウェリントン Wellington) 詳細不明

DOHNERT, GEBR

読み方不明 ドイツ 詳細不明

DOINA

ドイナ ルーマニア 詳細不明

DOLCE

DOLCE ドルチェ 日本 詳細不明

DONGBEI

ドンペイ 中国 詳細不明

DORFER

ドルファー

第一楽器(浜松)、新東海楽器(浜松)、(沢根ピアノ製作所?)
沢根覚氏が材料を提供して製作していたものであったと伝えられています。

DREMA

ドリーマ ルビンシュタインピアノ製造(株)掛川 詳細不明

DRESDEN ★★

ドレスデン DRESDEN

ドレスデンピアノ(株)浜松、大成ピアノ製造(株)浜松市和田町
その他詳細不明。

DULCITONE

ダルシトーン 富士楽器 (外国ピアノ輸入商会) 詳細不明

DUO ART

DUO ART 読み方不明 アメリカ 詳細不明

DUYSEN

ドイセン ドイツ 詳細不明

 

 

頭文字  からはじまるピアノの機種/ブランド

E. GREIG

イー・グリーグ 発売元:(株)クニユキピアノ商会(東京都神田須田町)
製造元:六郷ピアノ(製造)など
神田須田町にあったピアノ店の国行重槌氏(明治41年生)が六郷ピアノなどに作らせていたピアノ。

EARL WINDSOR ★★★

  アールウィンザー
フローラピアノ製造(株) 浜松市白鳥町

音色、作りは、まさにTHEフローラピアノといった感じです。
 

EASTEIN ★★

  EASTEIN イースタイン

製造:東京ピアノ工業(株)(宇都宮市)

松尾新一氏(明治35年生)が社長で、松本ピアノ系の技術者を集めて、
戦後の宇都宮で念入りに製作したピアノとのこと。
グランドピアノは特徴のある小型の良品であった。
関東ピアノ工業の一勢力であった。
<補足:Wikipediaより>
1949
4月発足。発足時の社長は松尾新一氏、工場長は瀬島利四夫氏。
1973
34日倒産。
1973
710日社員有志により、自主生産組織東京ピアノ親和会として再発足。
1990615日廃業。
 

EASTERN

イースタン 日本 詳細不明

EAVESTAFF

W.G.EAVESTAFF & SONS イーベスタッフ イギリス 詳細不明

ECHO

エコー 新東海楽器(浜松) 詳細不明

ED SEILER

エド・ザイラー フィリピン 詳細不明

EDELTON

エデルトン

富士楽器(外国ピアノ輸入商会・東京ピアノ商会)、(周ピアノ)

東京ピアノ商会(外国ピアノ輸入商会改称)で取り扱った国産ピアノの高級品。
周ピアノに発注して輸入部品を使用させていた。
パネルに彫刻のあるものが多かった。

EHRBER

エルバー オーストリア 詳細不明

ELEGANT

エレガント 浜松の中部楽器製造(株) 詳細不明

ELINGTON

エリントン 渡辺商店(浜松) 詳細不明 アメリカ製のELLINGTONと似た名前なので注意(Lが2個)

ELISEN & SONS

エリーゼン・アンド・サンズ 中国? 詳細不明

ELIZABETH

エリザベス 小出一三氏 詳細不明

ELLINGTON

エリントン アメリカ 詳細不明

ELSNER

エルスナー 日本 詳細不明

ELSTE

エルステ イタリア 詳細不明

EMERSON ★★

  エマーソン

製造元・販売元
中部楽器製造(株)、フローラピアノ製造(株) 1930年~
 

EMERSON

エマーソン アメリカ ウイリアム・エマーソン作 詳細不明

EMPEROR ★★★

  エンペラー

製造:河合楽器製作所(株)
カワイのセカンドブランドで音色は非常にまろやかな印象。
メルヘンピアノと同様なピアノです。
私自身、とても好きな音色のピアノで調律もしやすいです。
エンブレムはメルヘンピアノとは違い、カワイピアノと同じです。

機種バリエーション
MY606、MY707、MY808など
<附録>
カワイピアノ 製造番号/製造年対照表(1951年~1988年) 
<ピアノ調律技術者向け附録>
張弦作業に役立つ当該機種ミュージックワイヤー配線仕様 
 

ERARD ★★★

エラール

創業1780年、フランス製プレイエル、言わずと知れた伝統あるピアノです。
詳細はWikipediaにも出ていますので割愛します。

1820
年から1830年にかけてセバスチャンエラールと
セバスチャンピエールは現代のグランドピアノの原型となる
レペティション機構であるダブル・エスケープメント・アクションの
特許を取得するなど数々の画期的なピアノの改良を共同で成し遂げています。

ESCHENBACH ★★

  エッシェンバッハ

韓国製です。後に紹介するワインバーガー等と同系のピアノです。
当時の販売は協立楽器(別名:全日本ピアノ卸センター)

初期製品の作りは本当に酷かったですが、徐々に良くはなってきました。
当時販売価格30万円ほどのスピネットタイプの小さな機種が一番人気。
音色はTHE韓国製。
 

ESSEX

ESSEX エセックス 韓国

<広告から抜粋>
エセックスはスタインウェイのピアノづくりの伝統と現代テクノロジーを駆使した研究開発から誕生。
固有の設計、大規模な生産システム、慎重に考慮した生産環境などにより、高い品質を保ちながら、
以前では考えられなかった価格帯を実現させました。
音楽とその才能の開花の歓びを享受する機会はあらゆる方々のものと信じるスタインウェイにとって、
大きな喜びとなりました。
そしてエセックスピアノのもう一つの特徴はその姿の美しさとデザイン・バラエティーの豊かさです。

ESTEY

ESTEY PIANO CORPORATION アメリカ 詳細不明

ESTONIA

エストニア ロシア(ソ連) 詳細不明

ETERNA ★★★

  エテルナ

天竜楽器製造。日本楽器の系列に入ったとき、社長小倉太郎氏が
日本の第二のメーカーを目指して販売に力を入れました。
後に日本楽器で製造したもので、後に紹介するカイザーやミキと同様のピアノです。
発売元は神戸市生田区の国際楽器。

アクション本体はヤマハを使っていて、ヤマハのロゴが入っているものが多くあります。
このピアノはチューニングピンが緩くなる現象(通称ピンズル)が多く発生します。
もちろんチューニングピンの打ち替え修理でトルクは戻ります。
 

ETUDE

エチュード ロシア(ソ連) ピアノの作りは酷かった印象 その他詳細不明

EUTERPE

オイテルペ ドイツ(旧西ドイツ) 詳細不明

EVERTT

エベレット 創業1883年 アメリカ 工場:ミシガン州サウスヘブン 詳細不明

 

 

頭文字  からはじまるピアノの機種/ブランド

F. CHOPIN

エフ.ショパン 日本 戦前のブランド 詳細不明

FAHR ALBERT

ドイツ 読み方不明(ファール・アルバート?、ファー・アルバート?) 詳細不明 

FALCONE

ファルコン 中国 詳細不明

FAUTH

ホース 日本 戦前のブランド ドイツ製アクションに同名のものがあるが詳細不明

FAZER

ファツェル フィンランド 詳細不明

FAZIOLI ★★★

  ファツィオリ イタリア

<広告より>
1981
年ピアニストでありエンジニアであるPaolo Fazioli (パオロ・ファツィオリ) 氏によって設立、
グランドピアノのみを少数生産しています。
ヴェネチアの北東60kmに位置する木工産業で有名なSacile (サチーレ) に工房を構え、
素材選びに始まり細部の仕上げにまで徹底したこだわりを持ち、ハンドメイドを追求するため、
生産数は年間数100台程のみ。
また、出来上がった全てのピアノを社長パオロ自ら試弾してチェックするという
徹底したこだわりによって、"名誉あるピアノ" が生み出されているのです。
ファツィオリはまだ調律したことありません。。調律してみたいです^^
 

FELIXSHULLER

フェリックスシューラー 昭和楽器 詳細不明

FEURICH

ホイリッヒ (フォイリッヒ) ドイツ(旧西ドイツ) 詳細不明

FIEDLER

フィドラー ドイツ 詳細不明

FINETONE

ファイントーン 富士楽器(外国ピアノ輸入商会)? 詳細不明

FIRST

FIRST ファースト

東京楽器制作(株)(森技研)
沢山清次郎氏が森健氏の後を受けて東京深川の東京楽器で製作したもの。
東京楽器は森健氏が東京の深川で多年の経験を生かして名器を作ろうと工場を設立した。

FISCHER

ジェー・アンド・シー・フィッシャー J.& C.FISCHER
エオリアン・アメリカン・コーポレーション傘下の系列会社の製品
工場:ニューヨーク

FLEMING

フレミング 日本 詳細不明

FLICKLER

FLICKLER フリックラー

大洋楽器工業有限会社・(株)プルツナーピアノ・及川ピアノ製作所  いづれも浜松
昭和31年から38年まで大洋楽器工業で作られており、
その後プルツナーピアノを経て、昭和45年から及川ピアノのブランドとなった。

FLINGEL

FLINGEL フリンゲル

発売元:ピオバ楽器社(神田神保町) 製造:広田ピアノ製作所(川崎?)
野口喜象氏が神田ピオバ楽器を経営していたときに発売したピアノ。
昭和11年頃、広田ピアノ製作所で作られた。

FLOBAL

フローバル 浜松 中部楽器製造(株) 詳細不明

FLOBEL

フローベル 浜松 フローラピアノ製造(株) 詳細不明

FLOBERGER

  フローベルガー

この機種は1台しか調律の経験ありません。詳細不明。
キャッスル(CASTLE)というピアノブランドのロゴに酷似していますが、理由や詳細は不明。
 

FLORA ★★★

  フローラ

昭和37年に、浜松市に設立されたフローラピアノ製造(株)で作られていたブランドです。
当時8機種が作られていました。その他詳細不明。

音色はややシャリシャリした感じです。。
アールウィンザーというピアノもフローラピアノ製造です。
 

FLORA

フローラ 台湾 詳細不明

FLUGEL

FLUGEL(FLÜGEL) フルーゲル

坂本ピアノ製作所(大成ピアノ製造の前身) 浜松市
昭和24年から昭和46年まで作られていた。

FOREST

FOREST フォレスト

東京楽器制作(株)深川、(トニカ楽器(三田?))
森健氏が東京の深川で多年の経験を生かして名器を作ろうと工場を設立したのが東京楽器。
FOREST
は森氏の姓からとったもので独特の設計で音色は美しかったとの情報。
尚、多数の有能な技術者を養成して、これらの技術者は十八会と呼ぶ会合を続けていた。
その後、トニカ楽器扱いに。
FU-10
FU-20FU-50FU-55FU-70FU-80の六機種があった。

FORSTER

FORSTER フォルスター

ベルリンピアノ製造(株) 浜松
昭和34年から昭和46年まで作られていた。

FOSTER

フォスター 日本 詳細不明

FOUDRICH

フードリッヒ 野田ピアノ 詳細不明

FRANKEA. H.

ドイツ 読み方不明、詳細不明

FREEDMAN

フリードマン 東洋楽器製造(浜松) 詳細不明

FRENCH, JESSE

アメリカ 読み方不明、詳細不明

FRIEDRICH ★★

フリードリッヒ FRIEDRICH

神楽坂の途中に福島ピアノ店という専門店があり、
元輸入商だった福島昭彦氏が材料を提供して作りました。

福島貿易商はもともと横浜にあり福嶋が本姓で、
中国の天津や上海にもフリードリッヒのブランドがあり、
それらと契約もあったと伝えられています。
当時、発売店は新宿区神楽坂通り三丁目にありました。

FRTS DOBBERT

フリッツ・ドベルト ブラジル 詳細不明

FRITZKUHLA ★★★

  フリッツクーラ

製造:東洋ピアノ製造(浜松市) 発売元:昭和楽器(埼玉)
鉄骨部分にはTOYO PIANOと刻印があります。
音色はデフォルトではやや堅めのピアノですね。

<読み方>
 フリッツクーラ  × フリッツクーラー

ピアノのトレードマークとしては珍しい三角形をしています。
他にも三角形のロゴもありますが、このページの中から探してみて下さい^^

<機種バリエーション>
特製30号、特製38号、特製70号など

 

FRITZKHLA

フリッツクーラ ドイツ 詳細不明

FRITZ KHULA

フリッツ・クーラ フィリピン 詳細不明

FUCKS & MOHR

FUCHS & MÖHR フックス・アンド・メーア ドイツ(旧西ドイツ) 詳細不明

FUJI

FUJI フジ

富士楽器製造
シェーンベルグ製造当時の富士楽器が昭和11年に作ったピアノのブランド。
創立者は野田秀治氏。二代目は野田満氏である。

FUKUSHIMA ★★

  FUKUSHIMA フクシマ

福島ピアノ研究所(東京都大井町)
福島ピアノは大井町の東京楽器研究所で作り出されたものである。
この研究所の所長であった福島琢郎氏は、ピアノの技術者としては飛び抜けた人であった。
彼は早稲田大学の商学部を卒業後、日本楽器に入社しているが、
当時の農商務省と音楽学校の推薦で渡米し、スタインウェイで2年ピアノの製造技術を学び取ったが、
帰国後、理論と技術が噛み合わず、日本楽器を飛び出している。

福島氏の父親は三井の重役で、当時のエリート中のエリートであったため、
三越の重役その他の出資を得て、さらに実際の技術者として、後にヒロタピアノを作った
日本楽器の広田米太郎氏を招いて、1918年に株式会社東京楽器研究所を設立した。

名前は研究所であったが、実際はピアノ工場で、福島氏は音楽学校の顧問もしていたので、
その製品は品質も優れていたが、販売機構を持たなくても飛ぶように売れていった。
当時のヤマハのアップライトは最低500円であったが、関東のメーカーのピアノの方が値段が高く、
ニシカワが650円、フクシマが最も高く800円だったという。
ちなみに1918年の大卒の初任給は40円だそうです。

製造台数はわずか500台程度であったが、この研究所で技術を習得した多くのピアノ技術者たちが、
後の関東地方のピアノ製造を支えたのである。
技術者として活躍した方々は次の通り極めて多い。
木下乙弥氏、藤原梅太郎氏、太田一郎氏、山崎秀雄氏、清水栄一氏、伊藤辰雄氏、橋本勝美氏、
足立三郎氏、斉藤喜一郎氏、渥美亘弘氏、竹内友三郎氏、森吾市氏、大越勇喜氏、淵田栄氏、
松崎妙氏、大岩隆平氏、大友雅一氏、飯国一郎氏、福井辰利氏、大井長一氏、の各氏。
 

FUKUYAMA & SONS ★★★

  フクヤマ

明治12年生れの福山松太郎氏が明治末期より神田小川町に開業した福山ピアノが、
昭和40年代になって自らの姓をつけて製作した自信作である。
高級品を目指して努力したと伝えられる。

音色、出来栄えともになかなか良いピアノだと感じます。
ピアノの蓋には、FUKUYAMA SONSと書かれています。
 

FURSTEIN (FARFISA)

フルシュタイン(ファルフィサ) イタリア 詳細不明

 

 

頭文字  からはじまるピアノの機種/ブランド

G & GRAND

ジー・アンド・グランド 東日本ピアノ製造(株)、バロック 1953年創業の東日本ピアノ製造。

GALNER

ガルナー 遠州ピアノ製造(株)浜松  昭和31年より昭和36年まで生産されていた。

GAVEAU ★★

ガボー フランス 創業1847年 現在はプレイエル社が製造 詳細不明

GEBR. PERZINA ★★

  GEBR.PERZINA 読み方不明 ドイツ製

1871
年、ヴィルヘルム1世によりドイツ帝国が生まれたその年に、
北部のシュヴェリンという都市でGebr.Perzinaも生まれました。
現在も宮廷の残るメクレンブルク=シュヴェリーン公、オランダのウィルヘルミナ女王に
こよなく愛されたGebr.Perzina6王家の宮廷ピアノとしてドイツで最も権威ある
ピアノのひとつとなりました。
また、1905年にはペルツィーナコンサートホールも開設され、
ドイツ帝国内で最も愛されるピアノとなりました。
しかしながら、第一次世界大戦で移転を余儀なくされ、さらに第二次世界大戦後は
東ドイツに組み込まれたGebr.Perzinaは手造りでピアノを作り続けたものの、
大戦後のピアノの歴史では表舞台にはあまり出てこなくなりました。

映画「戦場のピアニスト」で使われたピアノです。
 

GEISSLER

ガイスラー (ドイツ?フランス?) 詳細不明

GEISTREICH

GEISTREICH ガイストライヒ

大倉楽器工業(株)東京都杉並区上高井戸
二本弦の小型ピアノが多かったが、大型のものは音色に特色があった。

GELTHNER

GELTHNER ゲルッツナー

発売元:音調社、製造:広田ピアノ
広田ピアノで作っていたピアノ。

GEMEN

ゲーメン 日本 詳細不明

GEOGE ROGERS & SONS

ロジャーズ イギリス 詳細不明

GEORGE STECK & CO.

ジョージ・ステック エオリアン・アメリカン・コーポレーション傘下の系列会社の製品 ニューヨーク

GERSHWIN ★★

ガーシュイン/ガーシュウィン GERSHWIN
大岡楽器製作所、白鳥楽器、スワン楽器製造KK、フローラピアノ製造(株)、東日本ピアノ製造(株)

昭和28年に大岡郁平氏によって大岡楽器製作所が発足し、
ガーシュインのブランドでアップライトピアノが作られました。

その後、稲葉ピアノの後援で白鳥楽器となり、さらにスワン楽器KKと改称され、
昭和42年に東日本ピアノ製造(株)に改組。

グランドピアノの裏側には国産初のテンション・レギュレーター装置を採用。
昭和を感じるピアノですね

GEYER

ガイヤー ドイツ(旧西ドイツ) 詳細不明

GEYER

ガイヤー ドイツ(旧東ドイツ) 詳細不明

GLASER

ドイツ 読み方不明、詳細不明

GLORIOUS

グローリアス 新東海楽器(浜松)、(第一楽器(浜松)) 新東海楽器(浜松)だが、第一楽器(浜松)で作ったこともある。

GOODWAY

グッドウェイ 詳細不明

GORDON LAUGHED

GORDON LAUGHEAD ゴードン・ローヘッド製造(ミシガン州グランドヘブン)

GORS & KALLMANN

  カールマン

ÖRS KALLMANN (GORS KALLMANN)
昭和楽器の製造
機種バリエーション GK2000など

ドイツ(旧西ドイツ)製にも同じ名前がありますがまったく違います。
音色・作りはローレックスKR27等に近い感じです。その他詳細不明。
ピアノ天板をあけると裏に貼ってある昭和楽器の品質保障シール
(作ったピアノすべてに貼ってるとは思いますがね) 
 

GORS & KALLMANN

ゲルス ウント カールマン  R. GÖRS & KALLMANN (GORS KALLMANN) ドイツ(旧西ドイツ)ベルリン 詳細不明

GRATIAE

  パコピアノ/グラチアピアノ

PACO/GRATIAE 製造:北朝鮮 (有)PACO
この会社は日本製ピアノの会社ではなく日本人技術者が日本製の工作機械を使い
北朝鮮でピアノを製造していたようです。最終調整は日本国内で行い出荷。

日本法人のこの会社と北朝鮮政府との合弁会社にて
日本人技術者他の技術指導・輸入販売を行っていたようです。

ブランドはGRATIAE(グラチア)という低価格のアップライトのみ。
当時本社は東京都府中市にあって販売は国内のみでなく、
アジア・ヨ-ロッパにも輸出していたという情報あり。

1台しか調律したことがないので詳細は不明ですが、
ピアノ自体は北朝鮮というイメージほど悪くはなかったです。